消費税率を高くするなら、保証年金制度は無用だ
民主党が、最低保障年金制度を唱えていたはずだが、消費税率の試算結果の公表を一方的に凍結した。消費税10%への増税を言い出した矢先に、この試算結果を公表することは、あまりに総選挙への影響が大きすぎると判断したためだ。「数字が独り歩きしてしまうので…」との理由を上げたことから、明らかだ。
だが、年金最低保障額の考えが正しいという信念があるのなら、それを実現するためにどれだけの間接税が必要になるのか、堂々と明らかにして、それが是か非かを国民とともに検討していくべきだ。公表凍結は姑息な手口でしかなく、支持率を下げるだけだ。
試算非公表の問題はさておき、消費税を高率にするくらいなら、最低保障年金制度は不要だと考える国民が多数だろう。年金で暮らせない人たちの生活は、憲法が保証する最低の文化生活を与える社会福祉でまかなうべきであり、年金を増やす必要はない。
月額8万円程度の年金を保証しても、一軒家に1人で住んで、固定資産税や光熱費、電話の基本料、NHK受信料などを支払っていたら、どのみち生活は難しい。
超高齢社会の中で、こうした老人が生きていくためには、一軒家は放棄して、公共の老人施設へ移ってもらう社会制度にしていかなくては、これからのわが国の社会は成り立たないだろう。
現役勤労者1人で老人1人を支えなければならない時代にあっては、そうした制度にしていかないと、若者が働く意欲をなくしてしまう。
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