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2009年10月28日 (水)

護衛艦が衝突事故、テロへの意識が甘すぎる

関門海峡で10/27夜、海上自衛隊の護衛艦が韓国籍コンテナ船と衝突した事故で、護衛艦は艦首が大破して炎上した。

どちらが通行違反かは、たいした問題ではない。自衛隊の艦船なら、テロ攻撃を目的にした船が突っ込んでくることを、常に想定した運行をするのが、あたりまえだ。仮にコンテナ船が違反通行をしていたとしても、衝突の危険を早く察知してテロ攻撃に備える態勢をとり、警告を発し、緊急状態なら「回避しなければ攻撃する」との威嚇もしながら、自らの回避行動もできなければならない。

まして現場は、幅500メートルの狭い海峡で、日に数百隻の船が往来する過密地域だ。見張り人員を増やしたり、臨戦態勢をとるなど、乗員への良い訓練の場として通行すれば、国防経費の有効な使い方にもなる。

それを漫然と通行し、しかも軍艦の艦首を破損するなどは、平和ボケでたるんでいる証しではないか。武士が自分の顔に傷を受けるような、恥ずかしいことだ。防衛省制服組の猛省を促したい。

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コメント

今回の事故は外海ではなく狭く長い関門海峡で起きたもので、お互いに5000t以上の船だと言う事を認識した記事なのでしょうか?

関門海峡で航路をはみ出し対向してくる船を急回避しようとすれば後続の船と衝突したり付近で操業する魚船を巻き込んで死亡事故へ発展する可能性があり大変危険と思います
筆者は実際に船に乗って関門海峡や東京湾などの過密航路と通った経験があるのでしょうか
関門海峡では数千トンクラスの船は一列縦隊の航行が当然追い越しなどは問題外です
急激な転舵は二次衝突や座礁の危険がいっぱいです
漫然と通行していたと決めつけるとはちょっと問題があると思いますが

投稿: トホホな気分 | 2009年10月29日 (木) 04時16分

DMORIです。トホホな気分さん コメントありがとうございます。
関門海峡で、数千トンクラスの船が追い越しなど問題外というのは、私も同感です。
それを左側から追い越せと指示した海保には、かなりの過失があると思います。
※海保の担当官は、指示ではなくあくまで情報提供だと弁解してはいましたが。

私が言いたかったのは、韓国船の運行や海保の指示に責任があることとは別の観点です。今回のコンテナ船が、もし故意に突撃してくるテロ艦船だったら、なすすべもなく衝突されてしまったことになる、ということです。

有事の緊張感を持って、この狭い関門海峡を通過しようとしていたなら、前方から進行してくる貨物船に対して、その後方を走るコンテナ船のスピードが速すぎる、これは追い越しをかけて航路をはずれるつもりではないか、といった可能性を予測して、その態勢に入るプロの感覚を磨いてもらいたいのです。そういうレーダーを備えていない護衛艦ではないでしょう。

わずか2日後の10/29夜、瀬戸内海で自衛隊の掃海艇が停泊中に、今度は漁船に衝突される事故が発生しました。
1人の見張りがいたのに、漁船が突っ込んでくるのに気づかなかったというポカだそうです。日本を防衛するための自衛隊が、こういう平和ボケでは情けないですね。

この件については、明日書きたいと思っています。

投稿: DMORI | 2009年10月30日 (金) 23時21分

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