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2015年3月29日 (日)

中国の「抗日戦争勝利70周年」式典招待をなぜ安倍首相は辞退するのか

戦後70年節目の2015年、中国では9月に「抗日戦争勝利70周年」の記念行事の開催に伴い、安倍晋三首相にも招待を申し出ているが、日本政府は辞退する見込みだという。

なぜ辞退するのか。欧州ではノルマンジー上陸の記念式典が戦後の節目ごとに開催され、ドイツの首相も現在は出席している。国際的には、日本が歴史を直視せずに背を向けている印象を与えることになってしまうだろう。

太平洋戦争で米国は、「日本国民を憎んで戦っているのではない、日本国民を支配している軍閥や帝国主義を打倒するために戦っている」と言ってきた。1945年の日本帝国主義の敗戦は、中国や朝鮮にとって解放された勝利の日であると同様に、日本国民にとっても、あの凶悪な軍閥から解放された日であると言ってもよい。そのように歴史を見つめるのが妥当だ。

また、安倍政権は中国の軍事バレードも行われることを理由に、中国の宣伝に取り込まれることを避けたい考えとも言われている。

これもおかしい。中国の軍事パレードを観閲することは、中国の軍事内容を見るのに良い機会ととらえればよい。戦前の日本は欧米から入ってきたスポーツを、「敵国のもの」として蹴球や棒球などわざわざ漢字に言い変えさせたり、敵国の言葉である英語を拒否した。米国は「敵を知るには日本語の理解が必要だ」という姿勢で、日本語を研究した。

安倍政権の今の考え方は、旧態依然とした日本軍に通じているようだ。国会答弁で自衛隊を「わが軍」と発言してしまうことも、その底流にあるのだろう。

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コメント

戦ってもいないのに抗日とか勝利とかおかしいでしょ。

国民党ならともかく、ちゅうごく共産党が抗日戦なんてお臍が茶を沸かします。(例:国民党に観光でもしているのかと言われていた)

まして、安倍総理が出席なんてなんの冗談ですか?

ちなみに民主党も『わが軍』といっていましたが、それに関してはどうお考えですか?

投稿: みやとん | 2015年3月29日 (日) 22時02分

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