« 高齢ドライバーには毎年の認知症検査を義務づけよ | トップページ | 横浜市の福島中学生いじめは、林市長にも責任がある »

2016年11月12日 (土)

私も“隠れトランプ”の一人。ヒラリー落選で良かった

11/8の米国大統領選は、ほとんどのマスコミ、評論家の予想を覆して、トランプ氏が当選した。事前の世論調査に表れていない“隠れトランプ”が、一定数いるとは言われていたが、その人たちが果たしてどれくらい存在しているのか、またその人たちが投票に出かけるのかを、まったく予想できていなかった。

しかし結果的に“隠れトランプ”の人たちは、実際に投票所へ足を運んでいた。それだけ、米国の中でも格差社会が進み、富がごく一握りの人たちに独占され、「まじめに働いても幸せになれていない」という米国白人層の危機感が、高まってきていたということだろう。

この危機感は、すでに数年前の「We are 99%」の市民運動で、顕在化していた。また民主党の予備選でも、格差社会の是正が最も大事だと主張した、サンダース上院議員に若者の支持が多く集まって、善戦した現象があった。民主党がサンダース氏を候補者に選んでいたら、今回の結果は違ったかも知れない。

ヒラリー氏は「女性大統領になりたい」という気持ちが強く前面に出ていて、テレビ報道を見る限りではあるが、米国をどのような方向へ持っていきたいといったビジョンが、分かりにくかった。

また選挙戦の最終版で、レディーガガをはじめ有名タレントの応援をつぎ込んだことが、「ヒラリーは結局ウォール街のセレブ層とともにある人間だ」という印象を強めてしまった。私自身も、ヒラリーが当選しなくて良かった、米国民は正しい選択をした、と率直に思っている一人だ。

なお、“隠れトランプ”の人の思いの一つに、男性特有の心理も少しあるのではないか。「国家機密を個人のメールでやりとりしていた危険性に比べれば、美人の女の子にちょっかいを出したくらいは、不倫をしたのでなければ、そうたいした問題ではない」。また、「女では米国大統領は務まらない」という“ガラスの天井”の心理だ。

こうした男の内心は、発言すれば「女性蔑視、男尊女卑か」と言われてしまうとわかっているので、口には出さない。しかし心の中では思っている。こうした心理のある“隠れトランプ”の事前調査も、マスコミはやってみるべきだった。

■Opinion-DMORIのバックナンバー一覧は http://www.geocities.jp/opinion_dmori/

|

« 高齢ドライバーには毎年の認知症検査を義務づけよ | トップページ | 横浜市の福島中学生いじめは、林市長にも責任がある »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 私も“隠れトランプ”の一人。ヒラリー落選で良かった:

« 高齢ドライバーには毎年の認知症検査を義務づけよ | トップページ | 横浜市の福島中学生いじめは、林市長にも責任がある »