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2016年12月17日 (土)

オスプレイの沖縄不時着大破はパイロット判断を賞賛してよい

沖縄で12/13夜、米軍のオスプレイが空中給油の訓練中にプロペラを損傷、名護市近くの海に不時着水して大破した事故が起きた。

この事故について、沖縄県の安慶田(あげだ)副知事が米軍基地へ抗議に訪れた際、沖縄米軍トップのニコルソン中将は、「住民に被害を与えないように最善の選択をした。彼らの行動は感謝されるべきで表彰ものだ」と、机をたたいて開き直ったということが報道され、沖縄県民の怒りを増幅させている。

安慶田副知事は、「まるで植民地主義そのものの意識を感じた」とインタビューに答えているが、しかしマスコミはニコルソン中将も取材すべきではないか。

大破した米軍機には5人の米兵が乗っており、2人が負傷したものの全員が救助された。普天間の住宅を避けて行き先を変え、海面に不時着したパイロットの判断という点では、確かに最善だった。

沖縄県としては、オスプレイそのものを配備するなという姿勢が根本にあることは理解できるが、単にプラカードを掲げて抗議する住民と同列になるのでなく、行政側の幹部なら会話の持って行き方を工夫すべきではなかったのか。

事故は遺憾だが、まずは住宅地を避ける判断をしたことについては評価して、乗員に死者が出なかったことに共感を示し、負傷した2人の状況はどうかなど、まず米軍側と感情を共有する姿勢を示すのだ。

その次に、それにしてもオスプレイは事故が多いことについて、県民が非常に不安を高めている、といった持って行き方をすれば、ニコルソン中将の反応は違っただろう。「心配かけて、申し訳ない」のひと言くらいは出たのではないか。

少なくとも彼が机をたたいて怒鳴ることはなかっただろう。ニコルソン氏だけの発言が報道されているが、まさに沖縄の副知事が「売り言葉」から入った証しだ。

米軍司令官を怒らせて、その場面だけを報道させ、沖縄県民の怒りを盛り上げようという演出意図があったのなら、その点では成功したのかも知れないが、対立をわざわざ煽る手法は、政治的に良い解決方法に至ることを困難にするだけだ。

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投稿: Johnb143 | 2016年12月26日 (月) 20時29分

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